おきなわ離島応援団について

「一般社団法人 おきなわ離島応援団」基本構想

〜沖縄の離島に生まれた子供たちに誇りを、都会の子供たちに感動を!〜

沖縄の離島を元気にすれば 沖縄県はもっと良くなる。

沖縄県が良くなれば 日本国はもっと善くなる。

日本国が善くなれば・・・世界(地球)は仲好くなれる。

人の価値は生まれた場所によって決まるものではない
いかに努力し自分を磨くかによって決まるものである

大濱 信泉(おおはま のぶもと)先生

(明治24年石垣島生まれ第7代早稲田大学総長)


明治元年生まれの小説家、徳富蘆花は「国家の実力は地方に存する」と述べました。沖縄離島応援団は、15歳で生まれ島を離れる子供たちを不憫に思い支援するわけではありません。彼らもまた、たいせつな「国の宝」だからこそ、真剣に応援させていただきたいのです。

かつて石垣島に生まれた少年が、「ナポレオンの伝記」に触発され青雲の志をいだき、日本を代表する私学の総長を12年つとめたように。

沖縄の離島出身の若者が、ノーベル賞を目指し、オリンピックで日の丸を掲げることを願い、彼らとの交流を通じ、日本国民と世界の若者に感動を与えるお手伝いを致します。

十五の春に生まれ島を離れる離島の子供たち

沖縄の離島は全部で54島

内有人離島は38島(県指定離島)

と約5%ダウン

原因のひとつ教育問題 指定離島38のうち

・義務教育の小中学校設置・・・29島

・高等学校・・・・・・・・・・4島

・大学・専門学校・・・・・・・0島

つまり「29 - 4 = 25島」の子供たちは十五の春に生まれ島を離れます。

「一般社団法人 おきなわ離島応援団」は、主に、小中学校卒業後、生まれ島を旅立つ島(全25島)の子供たち(0歳〜15歳)への様々な支援活動(図書寄贈・講師派遣・島外体験支援事業)及び沖縄県内指定離島39島の子供たちと、日本各地及び世界各国の子供たちとの交流促進事業などを通し、沖縄の離島と世界を結ぶ「架け橋」を目指します。

理事長あいさつ

沖縄県はサンゴ礁に囲まれた島々が多く点在しており離島は全部で54島あります。そのうち有人離島は38島あります。義務教育・小中学のある島は29島で、高等学校のある島は4島です。

高校のない島の子供たちは中学を卒業と同時に親元を離れて、高校進学のために島を出ることになります。 

2012年にに発足した「おきなわ離島応援団」は、『15の春』に島から旅立つ子供たちに夢と希望を与える事業を行っております。

雪を見たことの子供たちに『雪ツアー見学』や、本物の絵画を見るツアー、生の音楽オーケストラに触れる旅、本の寄贈、前プロ野球日本ハムの栗山英樹監督の時代に離島出身中高生との対談等々の活動を行っております。

また、経済的な支援としては、ゆいレールや飲食店、文房具店のご協力を頂き『15の春応援カード』を発行しております。子供たちが『15の春応援カード』を提示すると、交通費、食事代金、文房具代金を割引になる取り組みです。

最近は、コロナ禍で思うような活動も出来ませんでしたが、また地道に活動をしていきたいと思っております。

離島に生まれたこと、それを誇りに思ってもらいたい。そして、その目の輝きを大切にしてもらいたい。

そんな思いで沖縄離島応援団は、離島の子供たちを応援してまいります。

引き続き、ご理解ご支援のほど宜しくお願い申し上げます。

理事長 今井 恒子